助産師の就職

新卒助産師の就職

下記が大まかな助産師の就職の流れです。

●自己分析・目標の設定(4~6月)
講義や実習の中で自身が目指す看護師像が見えてくるかと思います。
目指す「看護師像」「看護観」がはっきりすれば、病院探しも絞られますので、
方向性を定めておくことが大切です。
●病院情報の収集(5~7月中旬)
  • ・情報誌からの資料請求
  • ・看護フォーラム(新卒看護学生だけを対象とする合同就職説明会)へ参加
  • ・病院の公式サイトや看護学生専門の就職情報サイトの活用
●病院見学・説明会、病院体験(6月中旬~9月)
●応募書類の作成・提出
●就職試験
  • ・小論文・作文
  • ・専門試験
  • ・適性試験(「性格適性検査」「能力適性検査」)
  • ・一般常識
  • ・面接試験

新卒助産師の進路

助産師の進路は病院が一般的で、実習先や母校の系列病院に就職されるケースが多いです。
特に、学校へ通うために病院の奨学金制度を利用している学生もおり、お礼奉公として奨学金を借りた先で数年勤められるケースも少なくありません。
また、勤務条件や仕事内容で国公立や大学病院には人気が集中しています。
地元に戻りたいという理由で実家近くの産婦人科クリニックへ就職されるケースや、マリンスポーツなど趣味を謳歌するために沖縄といった地域で就職先を決められるケースも稀にございます。
その他、就職せずに大学院へ行かれる方もいます。

助産師の需給

助産師の需給は、産婦人科医の不足に伴って、産婦人科を閉鎖する病院が増えてきている事から、活躍の場が減ってきているという状況がある。産婦人科医の不足は全国的に言われており、産婦人科を閉鎖する病院のほか、産婦人科を継続させるものの、分娩は制限したり、あるいは、中止したりする病院も増えてきている。また、助産師の資格を持っていないにも関わらず、看護師に助産行為をさせるといった事件が起こるくらい、助産師の資格を持っている看護師自体が少ない事も現状である。