臨床工学技士の転職・求人

臨床工学技士の転職

臨床工学技士の転職は、「技術・知識を身につけ専門性をより高めたい」「周囲のスタッフと合わない」「給与に不満がある」などが多く見られます。
また、透析クリニック等で勤務をしている方からは、患者層(透析独特の患者層)に関する悩みを聞くことも少なくありません。総合病院での透析勤務とは違い、透析クリニックでの勤務は、求められるもの(必要なもの)が技術以外にもありますので、そのギャップを感じて転職を考える方もいます。転職する目的が明確でない場合、求人情報の中から自分に合った環境を探し出すのは困難なものになります。
まずは転職の目的を明確にし、何を達成したいか良く考えて優先順位をつけてみましょう。

臨床工学技士の求人

臨床工学技士の求人はハローワークや知人からの情報、グッピーのような医療専門求人サイト、人材紹介会社などがあります。
また、県や市の公募をまめにチェックすることでプラスの情報を得ることが出来るかも知れませんが、どの方法を利用したとしても、いつ求人が出るのかということは、全く把握できない為、情報収集は容易ではありません。新しい情報を入手する手段として、最近では多くの臨床工学技士の方がインターネットを利用して転職情報を収集しています。知人からの情報は主観的な意見もあるので、鵜飲みにせず自分で確かめましょう。第三者の意見やネットには出ていない経営者の人柄や職場の雰囲気などは、人材紹介会社のキャリアコンサルタントと相談するのも一つの方法です。

転職事情

臨床工学技士の人数は、現在約20000人。病院の数は約8000施設、それに透析クリニックを加えると、臨床工学技士が活躍できる施設は、10000施設を越えます。多いところでは、1つの病院に20人位の臨床工学技士が在籍していますが、反対に、まだ臨床工学技士がいない病院もありますので、臨床工学技士の需要はまだまだあると言えます。
検査技師や放射線技師が飽和状態になり、就職困難な状況と比較すると、臨床工学技士は就職しやすいと言えます。また、新しい医療機器や治療法が出てくるたびに、仕事や領域が増えますので、未来は明るいと言えますが、一方で毎年1000人以上の国家試験合格者が出ますから、将来的に飽和状態になるかも知れません。